アウトラインモードで翻訳作業

ちょっとした経緯で技術文書の一部を翻訳することになった。

こんな時便利なのが Emacs の outline-mode。M-x outline-mode とした後、以下の 4 つのコマンドだけでドキュメントを章や項ごとに表示させたり隠したりすることができる便利ワザ。

  • - C-c C-t 全見出しを表示する (hide-body)
  • - C-c C-a 見出し/本文をすべて表示する (show-body)
  • - C-c C-d カーソル位置の見出しを隠す (hide-subtree)
  • - C-c C-s カーソル位置の見出しの本文を表示する (show-subtree)

他にも

  • - スペルチェッカ (M-x spell-buffer バッファを対象に GNU spell コマンドを起動)
  • - 略語展開 (M-x abbrev-mode した後、M-/ で今までに入力した単語から予測して動的補完してくれる。その他 M-x a i g で btw を登録して By the way などに静的補完も可能。)

など翻訳作業に役立つ機能はいっぱいある。ほかにも lookup で PDIC 辞書、それから w3m で直接ネット辞書も引いている人もいる。私もいつかはやってみたい(というか必要がきたらやる)。

コードが混じった技術文書の翻訳をする人にとっては(突き詰めていけば)ものすごい環境が Emacs で構築できそうな気がする。エディタの機能を調べたりいじったりするのが好きな人とそうでない人がいるけど、私はどちらかというと前者だと思う。

入門 GNU Emacs 第3版

入門 GNU Emacs 第3版

* いま気づいたけどオライリーEmacs 本が第3版になってた。しかも、色がピンク!だし。個人的には第2版(下の画像、8〜9年前に購入)の緑のほうが良かったと思うけど…。まわる〜まわるよ〜時代はまわる〜(中島みゆき)。