「ヒトは創造するようにできている」2000/12/01 10:30〜12:00 Annex2 Perl keynote 〜 Camel Lot#6 / ラクダの積み荷 No.6 レポート

「ワタシガ、ラリー・ウォール、デス。オタク、デス。」

というニホンゴで会場に笑いの渦を起こして雰囲気を和ませた後、スクリーンにスッと一行の英文が映し出されました。

If you dream it, you can do it. - Walt Disney
(夢見ることができれば、それを成し遂げられる)

世界中で愛されているプログラミング言語の作者の印象は、一言でいえばとっても Charming 。目がキラキラしていて悪戯っぽい少年みたいだなと私は思いました。何か知的なことにのめりこんでいる人が見せる表情というのは本当に生き生きとしていてパワーを感じます。なるほどこの人にして「Programming Perl 」の著者だったのか、と納得。 ウェブページから察しられるジョーク好きで陽気なおじさんは本当にイメージ通りの人でした。

彼の話し方は本当にフレンドリーで、会場の全ての人を楽しませようとする気持ちが感じられ、発音も明瞭で聞き取り易いものでした。そして何よりも私が新鮮に感じたのは説明に使用する図や表がユニークなこと!以下に Larry が使用した図のいくつかを私なりに再現してみたので、ご覧くださいませ。作図にはセンスが現れるとよく言うけれど、彼の考え方というのが非常に整理されていることがわかります。Perl は "ugly than beautiful" なグルー言語だと話すけれどそれは開発・設計においての話。ハッカーから私のようなエンドユーザーまでを魅了する言語の価値が低くなることはありません。